ペンギン・マズローのblog

株式投資と不労取得にまつわるつぶやきと備忘録

「四季報プロ500: 厳選500銘柄」は四季報入門に持ってこい!

はじめに

国内株式投資において必須の参考書とも言われるのが、東洋経済社が出している「会社四季報」になります。年に4回出版され、知らない人はいない本ではないでしょうか?

str.toyokeizai.net

しかし、これがまた分厚い!慣れた人にとってはなんてことないんでしょうが、私のような株式投資初心者にとってはなかなか読み切るのに骨が折れます。なんたって2000ページ超ありますからね..

そこで今回おすすめしたいのが、同じく東洋経済者が出している「厳選500銘柄」です。

str.toyokeizai.net

こちらの厳選500銘柄は300ページほどと、四季報に比べて薄くなっており、かなりとっつきやすく感じます。それでもかなりのページではありますが、雑誌と変わらない大きさで、少し厚いかな?くらいです。

今回上記2つとも買って読んでみたところ、初心者にはこの「厳選500銘柄」だけを読むことから始めるで十分ではないかな?と感じたので紹介してみたいと思います。

その理由は主に3つになります!

  1. ピックアップ済み
  2. 見やすい読みやすい
  3. チャート分析に慣れることができる

1. ピックアップ済み銘柄たち

この本は四季報を作っている編集者たちが上場企業3778社(2020年7月時点)の中から厳選された500銘柄になります。普段から毎日企業分析をしている編集者たちが業績やチャート、これまでの傾向から考えて選んだ銘柄なので、私たち初心者が四季報全銘柄を見ながら選ぶよりも確実に効率的に注目株を知れることになります。

f:id:penguin_maslow:20200830133420p:plain

いずれかは自分でファンダメンタル分析テクニカル分析を行い、株選定はした方が良いですが、まだまだ株式投資始めたての場合は、学ぶことも多くなかなかそこまでいきなりいくことは難しいと思います。私自身も四季報を読んでいこうと頑張ったのですが、やはり2000ページは時間がめちゃくちゃかかります。専業投資家出ないのならなおさら時間の使い方は意識すると思います。まずはこの1冊から始めるをそこでおすすめしたいわけです。

2. 見やすい読みやすい

文字が大きく図解も入っており見やすい!これに尽きます。四季報は最低限の情報といっても3778社の情報を1冊に詰め込んでいるので、やはり1社あたりの情報が限られてきます。しかし、この「厳選500銘柄」だと雑誌の大きさでありながら、見開きで掲載されておりとても見やすく感じると思います。3つのセクションに別れており、「本銘柄」と呼ばれる50銘柄が1ページ1社で掲載、次に「期待銘柄」と呼ばれる200銘柄が1ページ2社で掲載、そして最後に「注目銘柄」と呼ばれる250銘柄が1ページ4社という形で掲載されています。

f:id:penguin_maslow:20200830133223p:plain

本銘柄と呼ばれる株式情報はチャートだけでなく、事業推移や業績、成長性に加え、記者独自のチェックポイントとして解説も入っており、とても参考になります。

また文字も大きく、単純にそれだけでもとても見やすく、四季報に比べて抵抗感なく読めると思います。

3. チャート分析に慣れることができる

個人的には一番これがありがたい情報で、買おうと思った理由になりました。やはり株価上昇・下落の理由は知りたくなるものです。しかし初心者が過去に起きた変動起因を調べたところで時間がかかってしまったり、理由をつかめずに終わったりもします。

そこでこの本を読みながら、「なるほど、こういうイベントがあると上昇するのか」や「業績発表でそういう影響があるのか」など過去のチャートの上下に対して吹き出しとともに書いてあるので非常に参考になりました。

f:id:penguin_maslow:20200830133219p:plain

ある程度のイベント情報が頭に入ると、自分で分析する際も大変楽になったと言えます。

発売から時間経っても分析に使える

私は7月号と少し遅れて購入したのですが、この本で注目されていた銘柄がその後どのように変動したのかという比較そして分析としても大変よかったと思います。

銘柄 厳選500銘柄発売時の株価 2020年8月30日
Zホールディングス(4689) 461円 691円
コスモス薬品(3349) 16,670円 18,380円
ライフ(8194) 3,355円 4,685円
etc ... ...

もちろん本銘柄全てが上昇したわけではなく、下落した株もありました。しかし下落した理由を調べてみると、「業績発表がよくなかった」や「増収増益だったが材料が出尽くした」など、四季報での分析に対してどういったイベントが発生すると下落しうるのかということが知れたのもよかった点です。

さいごに

いかがだったでしょうか?四季報とは確かに面白くもあり、情報満載ではありますが、ハードルが高いことも事実です。そんな時はもう少し範囲を狭めて、とっつきやすいものから入るというのも手段ですので、今回は「厳選500銘柄」を紹介してみました。

私のような株式投資初心者がもっと楽しみながら投資をやっていければ嬉しいと思いますので、シェアなどしていただけると幸いです。