「図解付き 株式投資超入門」を読んでみた
はじめに
お盆の夏休みは旅行していたのですが、移動時間を使ってとある本を読んでみました。それがこちらです。
本のタイトル通りかなりの入門書ですが、すでに投資を始めた方も改めて自分の知識や意識の再確認ができます。
kindle版しかないようですが、Amazon Prime会員なら無料で読めたりしますよ。
本の特徴
- ファイナンシャルプランナーの方が執筆
- 投資信託についてのみ解説(株式やFXは含まず)
- 抑えるべきポイントがカテゴリ別に重要度と共に分けられている
- 様々ある投資信託の種類の違いについて解説
- 筆者のオススメの投資信託とその運用方法
- アクティブファンドとインデックス型について
- etc....
本の中よりいくつか抜粋
誰でも儲かる『良いファンド』が存在しない理由の一つは、タイミングです
これは初心者の方にはとてもわかりやすい言葉だと感じました。割高な時に買うのか割安な時に買うのかで確実にパフォーマンスが変わってきます。そしてそれが割高かどうかという判断はなかなか難しい。分散投資やドルコスト平均法を利用することでリスクを抑えることができそうです。
まず投資の基本の一つは「よく分からないものに投資をしない」
投資信託に限らないですが、改めて自戒の意味も込めていい言葉だと思いました。あなたが投資している対象物についてあなたはめちゃくちゃ詳しくなくてはなりません。人に聞かれた時に答えれるかどうかというのが一つのポイントかと思います。また本の中でなぜそうでなくてはならないのかという問いの答えとして、「理由が分からなければ、同じことを繰り返し、損をしてしまう」と書かれています。もうほんとその通りですよね。気をつけましょう!
あくまで販売会社(金融機関)は『販売のプロ』 であることを頭に入れて、 自分自身が『運用のプロ』 になるように努めましょう
これは初心者が陥りそうな罠の一つですよね。銀行や証券会社で販売員と会って投資をするということは、カモにされに行っているのと同じです。高い信託報酬を取り続けてくださいと言っているのと同じなので気をつけましょう。あくまで自己責任です
リーマンショックの時は、新聞報道などで「100年に一度の金融危機」 と表記されることもありました。...(中略)...しかし、規模の大きさはさておき、危機自体は、100年どころではなく、 金融危機は割と頻繁に発生しています
チャート共にこの説明をされていますが、よくよく考えるとそうなんですよね。危機というのは数年に一度起きていて、敏感になっていなければなりません。ポジションを持っている場合は痛い目を見ることになります。しかし一方で常に意識している人であれば、下がる相場でもかなり儲ける機会になるのです。インバースを仕込むであったり、景気の底値(と思われるところ)にきたらETFを買うなどですね。
さいごに
他にも初心者向けとはいえ、語彙の再確認やアクティブファンドの注意点、コストに対する意識など様々な気づきをもたらしてくれる本だと思うので、すでに投資をしている方も一度読んでみてはいかがでしょうか